ロケ場所探し
今日はちょっと趣向を変えて、ロケの話を。

当たり前の話なんですが、ロケ準備中の大事な仕事の一つとしてロケ場所探しという作業(いわゆる「ロケハン」ですね)があります。「制作部」といわれる数人のチームがいろいろと探し回って、ある程度よさげなところ何ヶ所かチョイスして監督やカメラマンたちにプレゼンする、というのが通常の流れです。

「カメハヤ」は商店街の面々がたくさん出てくるお話だったので、まず手始めに商店街探しからスタートしたんですよ。「雰囲気のある商店街を」という監督からのオーダーを受け、近場からスタートするんですが、これがなかなか見つからない! 雰囲気が良くてもスケジュールが合わなかったり、豆腐屋があってもメガネ屋がなかったり… クランクインは迫るし、いやぁ、焦りましたね。

そんなある日、制作部の一人が「いい場所あったんだよね」などと嬉々としながら帰ってきました。早速、監督に連絡を取ってプレゼンです。一同期待しつつ現地に到着すると、監督から意外な一言が。
「ここ、俺の地元なんだけど」
制作部一同あぜん。結局、案内するはずの制作部が監督に案内されるという顛末に。最終的には神奈川県三浦市にドンピシャのロケ場所が見つかった(三浦市のみなさん、ありがとうございました!)ので事無きを得たのですが。

いやぁ、あれは恥ずかしかったなぁ…
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カメハヤと略すのが・・・
「亀は意外と速く泳ぐ」これは最初「仮題」でした。公開に向けては違うタイトルをという話もあったんですが、制作部がロケ場所の交渉の時「亀は意外と速く泳ぐ」っていう映画なんですが、というと相手の人「ぷっ」と笑うと言う報告をもらいました。だったらインパクトがあるんじゃないかという事で採用になったりして。別のタイトル案としては、「スパイ募集」「スズメとクジャク」とかあったりして、最後はエグゼグティブプロデューサーの鶴の一声で「亀は意外と速く泳ぐ」に。鶴の一声で亀になるのは縁起が良いとおっさん的な気持ちになったりしたのも、もう一年以上も前。
最近では、「カメハヤ」と略される様ですが、何か渇水してるダムの名前に聞こえるのは私だけ?「カメハヤダム」てありそうだよなぁ。あ、すいません。

よく、偶然話をしてますが、トリビアの泉最大のトリビアと思っている皇族にお嫁入りしてお二人の旧姓、小和田雅子さんと川島紀子さんの偶然。ご存じの方も多いと思いますが。
お二人の名前をひらがなにして、並べて上下に行くと・・・

か わ し ま き こ
 / \ / \ /
お わ だ ま さ こ

こんな事ってあるんだよな〜
まぁ、論理的には色々説明出来るという人も居るんでしょうが・・・

最初聞いた時は驚いたな〜
「灯台もと暗し」と「大正デモクラシー」は何か似てる。
あ、関係ないですが。
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